ECCジュニアのテキストには、意図して多種多様な人物が描かれます。
たとえば医師が女性のイラストであることで、生徒たちに in Japanese? と促したときに、首をかしげて
「看護婦さん?」
という声が聞こえることがあります。女性は医師であるより医師を支える看護師であることが多いのでは、という刷り込みがそこにあることが伺えます。幼児でも、この戸惑いが見られることがあって、こうしたステレオタイプって一体いつ刷り込まれるんだろう…それこそ物心ついた頃にはもう植え付けられているものなの??と驚く事が多々あります。
また、ECCのテキストにはいろんな人種のイラストが含まれています。日本人であるわたしたちと同様である黄色人種である場合と、白人である場合はとくに特別なリアクションはないのですが、黒人である場合のみ少し違った反応がある場合があります。
本人たちには悪気はない。
だからこそ、世界には多種多様な人が当たり前にいて、それを普段から本やテレビ、英語などで普通に目にすることが、子どもたちの情操教育に寄与する場合があります。
こうしたことを意識しているテキストで教えられることが出来る立場にあるわたしだから、イチ大人として生徒たちにいかにあらゆることに対してフラットでいられるか、フラットでいることがなぜ大切なのか。
それを伝えていく事が大切なのだと、ふと耳に入ったこの歌を聞いて改めてハッとさせられた。
今日はそんな日。
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