日曜日に、大阪で行われた全日本ECC中学生英語暗唱大会の見学に初めて行ってきました。
高山台教室では、開校当初より教室内でクラス合同の発表会を年に複数回行ってきましたが、昨年度より他教室との合同発表会を、大きなホールを借りて実施し、在籍生全員を舞台の上にたたせ、スピーチや暗誦を行うことを始めました。
ECCは暗誦にこだわっていて、どのレベルでも音読ではなく覚えさせる、ということをよくやります。それも道理で、読んでいいとなると、熱心に何度も繰り返し練習してくる子の方が少なくなります。
しかしいざ覚えるとなると、そうは行かない。覚え込むまでとにかく何度も練習し、教室で私がチェックするたびに自分の弱点に気づきます。冠詞がおちる、前置詞を忘れる、いつも同じところで単語がひっくり返る、thの発音を手抜きを指摘される…などなど、指摘すればするほど、ほんまや!ほんまおんなじとこ毎回間違える!と子どもたちもその点を気をつけるようになります。
そうしたことは覚える、ということを通してしか身につかないのです。
しかしたいていの生徒は覚えるところで満足し、その先の、表現、というところまでなかなかたどり着けません。
覚えたー!完璧ー!やったー!
うん、それも素晴らしいんですけどね、覚えた暗誦をいかに自分の言葉として口から発することが出来るか、いかにして暗誦の向こう側へ渡るのか。このあたりのヒントを全国大会で見られるかなと思って行ってみたわけなんですが。
全国大会の上位に入った生徒のスピーチは、講師向けのVODで見られるので、もちろん今までも毎年チェックしていたのですが、なんということでしょう!画面からではすべては伝わって来ていなかった!
実際に大会を見てみて、いやぁもうびっくりした!こんなにアツいんだ、みんなこんなに死闘を繰り広げるんだ、アドレナリンバリバリ、超体育会系のノリじゃないのよ!とほんっとにカルチャーショック、ビックリしすぎました!
って語彙が足りないですね、あの場の状況をうまく言葉に出来ません。ここまでの発表をするのに、みんなどれほどの練習を重ねてきたんだろう。JA(中3)クラスのグランドプライズに輝いた女生徒が、去年は銀賞にとどまり、とても悔しい思いをして、この1年間その悔しさをバネに頑張ってきたんです、と涙をにじませながら教室の講師と支えてくれた家族に謝辞を述べていました。英語の暗誦を経て彼女が手に入れたもの、そのキラキラとした宝物は、この先彼女の中で決して色褪せないことでしょう。
すごいなぁ、ここまで頑張ってきた子どもたち、そして子どもたちを導いた先生方。感無量です。
ここで目の当たりにしたものを、生徒たちにいかに伝えていけるのか。うっし、がんばろう!!
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