ICEE ~4技能検定~ 午後の部

ICEE (Inter Cultural English Exchange)という、ある種の検定的なものを受けに東京まで行ってきました。午前の部については前回のポストに書いた通りですが、午前の部が予選ラウンドとなっていて、24名が選ばれ午後の部に進みます。


ウチのグループのディスカッションがはちゃめちゃだった(爆)こともあり、グループAからの通過者はいないんじゃないかと思ったりもしていましたが、同じグループから3名が選ばれ、ディベートセクションに参加することになりました。

ここ1年ディベートばっかりやっていたので、わっ、うれしい!と素直に思ってしまいましたが、ICEEで行われる六角ディベートは経験がなく、またルールの説明なども特になかった(いや、なんかメールで来てた気もするがみてなかった)ので、まーじー!!!やばーーーい!!!とかなんとか言いながら、否定側サイドはこの4人ですね、と挨拶したりしている内に論題が発表されました。


Companies are for employees rather than shareholders or stakeholders.


おー、ネガティブ言いやすいなーなんて思いながら、手元に配布されたスピーチシートを確認。む、なんじゃこりゃ。


私が普段やっているパーラメンタリーディベートでは、一人目のスピーカーはモデルと立論のみですが、二人目以降は反論も交えつつ立論、質疑応答にも答えつつ各チームの最後のスピーカーがそれぞれサマリーをする、という流れだったりするのですが、このスタイルはどうやら完全に役割がばっきり分けられてるー!という点でまず困惑。


1)(肯定側一人目)立論

2)(否定側一人目)質問

3)(否定側二人目)立論

4)(肯定側二人目)質問

作戦タイム

5)(否定側三人目)反論

6)(否定側三人目)反論

7)(否定側ラスト)サマリー

8)(肯定側ラスト)サマリー


うろ覚えのまま書いてるので違ったらごめんっていう(爆

ていうか机長っ(笑


正式な六角ディベートでは、ここにという、チームリーダーがいるそうなのですがスピーチはしないので今回は省かれていた模様。


チーム内にお一人六角ディベート経験者がおられ、火のパートは反論と書いてあるが、反論というか自分の実体験の例を詳細に述べるのがお仕事、と。これは会社員の方が例も浮かぶというので適しているとまず役割が決まり、またディベート未経験の方が質問なら出来そう!というので風が売り切れました。最後に六角ディベート経験者の方と私で、どっちがいい?といわれたので多分どっちもできます、というと、じゃぁ立論をおまかせしますね、となりました。


論題を見た瞬間わりとアーギュメントはぱぱっと頭に浮かんだので、それを言えばいいかな?と思いきや、経験者さんからスピーチ時間3分の中で3点ポイントをあげてください、と言われてびっくり。

え!1つ1分?時間たりなくないですか?2つ、あるいは1つを深堀りしたほうがいいのでは?と聞いてみましたが、メカニズムは風から質問されるときに詰められるから大丈夫、浅く広く3本たてるのが大事です、と教えていただきました。


なるほど!


ちなみに、パーラーと違ってネガティブの立論係は反論をしなくてもいいので、前のスピーカー二人の話は聞かずに立論考えててもいいってことですか?と聞いてみたら、ありだと思います、ということだったので、あーじゃぁスピーチ考える時間にかなり余裕あるな、と思いつつ、チームでブレーンストーミングをして、


1)会社をするにはまず資金が必要、シェアホルダは会社になくてはならぬ存在、つか投資家無視して社員の言うとおり給料あげて休み増やしてってしてたら会社つぶれるわ。

2)会社が安定すると社会が安定し、金持ちが新たに投資をはじめるのであらたな会社、ベンチャー、個人事業主などが支援を受けてどんどん立ち上がり、それが結局平民である employee にも利となる、トリクルダウンだぜ!

3)正直社員ってかえがきくよねー、なんならAIでもいいじゃん。ただ1つの会社でクビになったとしても、こちらのパラダイムのがめっちゃいい、なぜなら先に説明した点によって新たなチャンスが生まれ、ガンガン再就職できちゃったりなんかするからね!


みたいな立論をしました。3分じゃ足りないぜー!と超早口でいったら、時計みたら2分半だった。あれ、とばしすぎた?(笑


なので最後そういうわけだからうちのサイドのかーちー!などと言い放つ。でもこんなこと言ってるのワタシだけだったし、なんか六角ディベートではこんなこと言わない、というか言っちゃダメなの?と後で思ったりしたけどもうおそーい!


また、立論のあとには相手チームの質問担当の方からの質問を受けて答えるのですが、ほんとにわたし相手の立論を聞かずに自分のスピーチ原稿書いてたので、「社員が幸せだと良い製品がうまれ会社が栄えるけどどう思う?」みたいな質問がきたので、「え?それってメカニズムなくないですか?なんで社員が幸せだったら自動的に会社の業績があがるの?」的な返答しちゃったりしてたんですけど、よく考えたらそれは相手の立論担当がきっと言ってたんだな(笑


というわけで六角ディベートでもあたりまえだけど相手の話を聞いて、それをもとにディベートやっていくべきっすね。え、当たり前?(爆


また、ちょうど相手が質問をいって、私が「は?」と答えたところで時間切れとなってしまい、なんか爆笑のまま終わってしまったので、なんちゅーータイミングやーーー!とこれまたパーラメンタリーディベートではスピーチの最後の1分間は守られていて質問は受けない時間帯が確保されていることが多いので、わ、やりにくーーー!と感じたりしました。


でもまとめ役を担ってくださった方がほんとうにうまくチームをまとめてくださったので、楽しかった-!という気持ちで終えることができました。オンラインディベートにもぜひお誘いしようと思っていたのだけれど、声をかけようと思ったときにはもう姿が見えなくて超残念!


結局、このラウンドのあと私は12名が進む同時通訳セクションには進めなかったのですが、私がやってきたスタイルとはまったく違うディベートを経験できたのは、目新しく大変楽しめました!ただ、各チームからパラパラと合格者が出て上がっていく感じで…たとえば私達のラウンドからは、肯定側から二人、否定側から一人が合格して次のラウンドにうつったんですね、で、ディベート的にどちらが勝っていたか、という話もなければフィードバックもなかったので、あれ???ディベートしてたけどディベートの中身が評価されるわけではなかったってこと??とものすごーーーく消化不良な感じがしました。


ディベートをしたからにはVoteが聞きたいし、その理由(Reason for Decision)が聞きたい!そういう体にこの1年でなってしまったわ!ということにちょっと自分でびっくりして、そっかー、私ディベートにハマってるんだなーとあらためて痛感いたしました(←遅


また、この後の通訳、ディスカッション、インタビューセクションなどは見学に徹することができたのでまた違った目線で大会を楽しむことができ、大満足の一日となりました!



大会のあとの懇親会では、いろんな方にディベートセクションでのスピーチ、聞いてて感動しました!てか声大きい!てかなんでそんな面白いの、大阪の方ですか!?いえ奈良ですよてきなお声掛けをいただき、誰かの心に残るスピーチができたのならこんなにうれしいことはないな!なんてオイシイお酒を呑むことができました♪

ディベートをはじめていなかったらこんな風にスピーチできなかったと思うし、というかそもそもこのICEEに出ていなかっただろうなとも。


大阪では1月に25歳までの参加者で競う youth 向けの大会があるそうで、高校生の生徒なんかは出てみるのも面白いかもしれないですね!まぁ、インターに通っている生徒なども出るらしいので打ちのめされること必至ですが、凹んだ分超回復してあらたなゴールを見つけるのもまた良い経験だと思いますよん!


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