PA(小学5年~6年継続生)クラスでの一コマ。
今回のレッスンのテーマは過去進行形、現在進行形は低学年から何度も口にしている、耳にしている状態なので、これだけをさらっとやってしまってもいいのですが、やはり常々文法九九を意識して教えたい。
文法九九とは
カリスマ児童英語講師・がめら先生(池亀がめら…あ、本名思い出せない・爆)の指導法、各時制において、徹底的に4段・8段で導入(九九には全部で0段、4段、8段の3タイプあります)、練習、実践していくことで自動化をはかる。
英語センスの良い子(2割ほどの子ども)はこれを無意識に頭の中でやっていますが、大多数の普通の子、苦手な子はこれが頭の中にないので混乱する、だから繰り返して印象づける!
私「動詞とは!?」
生徒「動きをあらわすことば!」…と同時にもののなまえをー…と言っちゃっている子がいるので「それ名詞ーーー!」とつっこみつつ(笑
私「動詞には2つあります、なにとなに!?」
生徒「be 動詞と一般動詞!」
で、be動詞と一般動詞の文を生徒から引き出して全員で8段唱和し、be 動詞と一般動詞は絶対一緒につかわなーーーい!!!ということを確認した後。
「ごめん、でも私嘘ついててん、このときだけ、このときだけbe動詞と一般動詞、一緒につかうよなー…」というと、すでに気づいた生徒からは「~しているまっさいちゅうーーーー!」という声が飛びます。
そう、進行形のときは一緒に使うんやったなー、でも一般動詞の形がちょいかわるな~、という点を確認し、まずは現在進行形を8段で。このあたりから一斉唱和でなく一人ずつ言わせました。
I am walking.
You are walking.
He is walking.
She is walking.
We are walking.
They are walking.
It is walking.
They are walking.
また、4段も確認。
You are walking.
Are we walking.
You aren't walking.
Aren't you walking?
これを過去形にして、過去進行形の文を練習。
レッスン終わって振り返ったときに残っていた板書がこれでした。
小学生には三単現という呼び名ではない教え方をしていましたが、今年改定になったPAのテキストにはそれが出てきていたので用語の確認、ただし3人称などの概念も別の言い方で教えてきていたので、はいはい、と理解できていました。
また、去年までのPAクラスはフォニックス指導にわりと時間を割いていたんですが今年はホームワーク中心になっているので、レッスンのあいまあいまに、生徒たちが読みにつまづきを見せるタイミングでちょこちょこ落書きフォニックスをやっています。板書の左のやつはマジックE, 教室ではさくらんぼちゃーん、と教えています。
で、ここでやっと本題に。
過去形のbe 動詞が出てくると、私はいつも生徒に平謝り。
だってそれまで何度も「be 動詞はせかいでいくつ!?」「みっつーーー!」というやりとりをしてきていたから。
「ごめんごめん、嘘ついててん、3つちゃうよなーーー、ほんまは何個?」「5つーーーー!!!」がははは、これがいつもの流れなのですが、この日の生徒は違った。
「…まってまって、Fumikoを信じないわけじゃないけど、もしかして…もしかして、まだ増えるってことないよなぁ!?」
ギク…。
「あーーー!ギクっとした!今ギクッとした!
増えるんや!増えるんやんか!もう言うといて!言うといてよ!全部おしえといて!!!!」とわーわー言われてしまいまして(爆
でも自分自身、中学生になったときに初めてbe 動詞の原形が be である、ということに出会ったときに、あーーーー、だからbe 動詞っていうん!?とめちゃくちゃ感動したことを覚えていて、その瞬間を大事にしてほしい気持ちがあり、いや、でも後で良くない?とだいぶ言うたのですが、いやいや!はたらきまではええから、形だけ!形だけおしえといて!?という強い要望で…まぁ、こういう知り方があってもいいのか、と。
be と been の存在をお知らせしました(笑
しかーーーし、そういえば今年から改定になったPAテキストでは、そういやbe動詞はすでに be の形で登場していたことがこのあと Think and Talk で確認されました!
あ、そうやん、このパターンこないだもあったやん!そういやホームワークシートにもすでにでてたやん!
「あっ、だから was のうしろに be いらんのか!おまえら同一人物かよ!!!」とすっかり理解が深まったようなので、雨降って地固まる、私が嘘つきであると疑ってくれた生徒に感謝、っていう(笑
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