早いもので1年ももう半分を過ぎようとしていますが、各クラス、ここまでで12回ほどのレッスンを終えたところです。
さて、小学校低学年英語英会話【PF】クラスでは、本年度より教材が改定になっています。新しく導入された CLIL 用の教材でも、子どもたちから「私も言いたい!」「次は私!」とどんどん意見が出てくるので、わたしも毎回楽しくレッスンしています。
どのクラスも新教材になると導入単語が増え、小学校低学年クラスでも今までなら聞いて理解できればよかった形容詞や動詞句もアウトプットを求めるようになりました。具体的には、毎週ボキャスロン(口頭での単語チェック)を行っているのですが、新教材ではその新出語彙のイラストにも大きな変化がありました。
あ、切れちゃってますが(笑)、左下の単語、a nurse に男性が描かれ、下段真ん中の a doctor には女性が描かれています。また、人物も多様な人種を用いて描かれています。
PFクラスは本年度は水曜と金曜の2クラス稼働していますが、どちらのクラスでも、 a nurse と a doctor のところで in Japanese? と確認したところ、あきらかにその単語をすでにしっているはずの小2生も、少し混乱しているようでした。
a nurse では…なんとなくこの絵は医者というのは違う気がする…でも男の人なのに看護師?うーん、よくわからないけど医者…?え、違う?じゃぁ「病院の人」。
また a doctor では、えーーー、今度は女の人…でも看護師じゃない気もする…えーーー、わかんないけどこれも「病院の人」かなぁ。
そんな困惑が見て取れました。
これまでのテキストでは、看護師は女性、医者は男性で描かれていました。そのことに特には意味はなかったかもしれませんが、今回のこの変化と子どもたちの反応をみるにつけ、以前、幼児時代には性別に関係なく「パイロット」「医者」「ケーキ屋さん」などの希望職種が子どもたちの口からでるのに対して、小学校低学年ですでに性差による差異を感じ始める、というような記事を見たことがあったことを思い出しました。
まさに、小1,小2の段階で、看護師といえば女性、医者と言えば男性という刷り込みが起きているのだとしたら、普段子どもの目にふれるCMやテキスト、すべてを変えていく必要性を感じずにいられられません。
また、さまざまな人種が描かれていることで、特に黒人が描かれているピクチャーで違和感を感じているらしき姿もみられ、日本では通常圧倒的にアジア人を目にすることが多いということもあり、意識してこうしてテキストにさまざまな人種が描かれていることを子どもたちが目にすることに一定の意義を感じます。
折しも、いろんな肌の色の日本人が世界中で活躍している、うれしいニュースが日々飛び込んできますよね。日本人=アジア人的見た目というステレオタイプな考えはもういらない!そう思います。
…ただ、なんとなくKimonoは着物であってほしいなぁと思ってしまう今日このごろなのでした(笑
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