シフティング・ベースライン症候群

奈良県香芝市の英語英会話教室・ECCジュニア高山台教室および、葛城市に2025年4月に新規開講する、ECCジュニア大和新庄教室、講師の髙桒(たかくわ)です。

さて、中学生レッスン内で、とあるデータを紹介する時に


2019年、○○調べ」


という風に紹介したのですが。


「え、古っっ!!!!」


と言われてしまってもうびっくり。え!?最近やん!!!超最近やん!!!!

だがしかし2019年の中学生がこう思っていましたよ、と今の中学生に言っても、いやその人たちもう大学生やん、時代が違うやん!ってなるのが現役世代の感覚なんですよね。そうかー、そらそうかー!と納得しつつ。


ちょっとそこから連想したのが高校生クラスのリーディングマテリアルにある、シフティングベースライン症候群です。これは、言葉の通り、ベースライン(基準値)がシフト(移行)していく変化を指します。


たとえば、70歳の老人と19歳の青年が、自身が18歳だった頃の野鳥の数を聞かれたとして、どちらが正確に答えられると思いますか?


普通は後者なのではと考えません?
でも実はこれ、前者なんですって。これは若い人の方が記憶力が悪い…のではなく、若い人のほうが環境の変化を実感するほど長く生きていないことに起因するのだそう。


長く生きれば生きるほど、自分が若かった頃と現状の差異に経験則からよりクリアに気づくからこそ、18歳の頃はこうだったはずだ!めっちゃ減ってる!!!と答えることができるんですね。しかしこれからの世代である若者がその「めっちゃ減っている」という事実に気づきにくいことは、環境にとってより悪いインパクトを与え兼ねない。だからこそ、このシフティングベースラインに立ち向かうべく若者はどのように振る舞うべきなのか…。


ECCのテキストのリーディングマテリアルは、どの年齢のものも結構面白いものが多いなぁと普段から思っているのですが、高校生の教材はほんまおもろい!


という話を中学生にこの時しようかなぁ、と思ったけど、まぁ時間もないしぱぱっとうまく説明できる気がしなかったので、やらなかったのですが。


ここでつぶやいてみておきます(笑



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