日頃のレッスンのなかで、こどもたちの輝きを目にする瞬間というのは本当に毎日、たくさんあるのですが、その都度「よし、これをブログに書くぞ!」と思ったりするけれど日々の忙しさ人かまけてままならなかったりもします。
そんな中から思い出せるものを絞り出して書いてみようと思い立った金曜の深夜(笑
小学校中学年継続生・英語英会話【PI】クラス。
今週の進出単語に climb trees というものがあったので、「山に登る、だったら?」と問いかけてみたところ "climb mountain! "という元気な声が聞こえてきました。
あぁっ、惜しい!その山ちぎれてる!というと、”climb a mountain! " という答えが返ってきました。でもすぐに、「待って、二上山ならもしかして…?」という声が聞こえてきました。
※写真は香芝市サイトよりお借りしました。
二上山というのはわが町香芝市と大阪府の間にそびえる山で、古くは万葉集にも登場する双峰の山です。
つまり「二上山に登る」というと、この2つの峰、それぞれ雄岳・雌岳と呼んでいますが、そのどちらかに登ることを指します。2つでワンセット、そのうちの片方に登るわけだから切れているピザを食べるのと同様、やまの片方だけをちぎって指してるってことだよね?とそういう理屈を述べてくれたわけです。
なるほど…すきですこの感覚♩
でもまぁ、実際二上山自体を頭に浮かべて言うなら、 climb a mountain ではなく climb the mountain (双方に登るならmountains)なわけで、その理屈は通用しないかな(笑
具体的にそれをよく私が言うフレーズ、 Please close the door. を例に出して説明してみたところ、「たしかにどのドアでもええから一つ閉めてくれはおかしいよな。」「っていうかFumikoそういやいつも the door って言うてるわ!」などという声が聞こえてきました。
日本語にはこの冠詞が存在しないので、中学生や高校生になっても、もっと言えば大人になってもこの冠詞の欠落はよく見られます。日本人にはない感覚だけに、机上での学習のみではなかなか身につきにくいのです。
なので欠落するたびに指摘し、小学校3,4年生のうちからこうして冠詞を意識することを伝え続けていきます。普段私が英語で話しかけているからこそ、実体験としてその表現を耳にしている、ということも習得の大きな助けとなります。ゆっくり長い時間をかけて定着をはかっていく、こういうことが出来るのはECCジュニアの強味だなと思います♪
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