香芝市の英会話教室、ECCジュニア高山台教室は英検®準会場に登録しています。
10月英検®でも11名の生徒さんが当教室で英検®を受験されました。英検®では去年度から2級で、また今年度から3級と準2級で英作文が導入されましたので、英検®を受験する生徒には個別に英作文対策を実施しています。
写真のようなお手製の模擬問題を持ち帰ってもらい、家で書いてきたものを添削して返します。高校生の生徒ですと書いたものをLINEで送ってきて添削することもあったりします(笑
英作文が導入されるまでは、そのせいで英検®の難易度が上がるのでは、との危惧もあったのですが、蓋を開けてみるとそれまでの並び替え英作文では構文などの文法知識がないと解きにくかった問題が多かったところを、英作文ですと平易な言葉をならべて自分の意見を的確に述べれば安定的に高スコアが取れることが多く、ここのところは大問1(語彙問題)を多く落とす子でも合格の可能性が見えてくる場合が増えているように思います。
つまり、ちゃんと自分の考えを述べられる子にとっては、英検®は以前より難易度は下がったと言っても過言ではありません。
とは言え、この英作文添削、こなせばこなすほど良くはなっていくのですが、どの子も1回目は顔をしかめたくなるようなものを出してくることが少なくありません。
例えば…
設問が "Do you think "などから始まっていた場合、ライティングの冒頭に "Yes, I do." などと書いてしまう子がいます。うん、会話ならそうだよね、でもライティングの作法っていうのがあって、
●まず結論を述べる
●理由1)を書く
●実例など詳細を書く
●理由2)を書く
●実例など詳細を書く
●そして最後にもう一度結論を書く
このパターンを守ってねというと、えええっ、そうなの?と驚いていたり。
理由を2つのべよ、となっているけれど、2つの理由がほぼおなじことを指摘していたり。
これでは一つの理由しか述べることが出来ていないとみなされるよ、 Because を使えば良いって問題じゃないから、と伝えるとこれまたうっそーーん!と前のめっていたり。
同じく理由を2つのべよ、なのに2つめの理由が二つ目の理由となっていなくて、1つ目の理由の理由だったり。
うーん、もしかしてまず日本語ででも、自分の考えを述べるということに慣れていないのかな?そもそも文を組み立てることを普段からしていないのかな?そう思える文をまず書いてしまう子が多いんです。英語以前の問題で、論旨が破綻している。
初回にそれを指摘すると、「うえ~、こんなの無理ぃ~!」と凹む子もいますが、練習を繰り返す内、数回でググっと良くなり、最終的にはかなり「書ける」ようになります。英作文指導の過程でこの蝶の孵化の如き変態を見るのがかなりの快感だったりもします。
こういった経験は英語だけでなく今後の母語のスキルにも影響すると思いますよ、まさに、相乗効果とはこのことかと。英検を受験しなければこういった刺激もなかったろうと思うと、この度の英検の様式変更には大きな意義があったと痛感します。
英検®のライティングは他の4技能試験、たとえばIELTSやTEAPなどに比べてかなり平易です。まずは英語資格試験のとっかかりとしてどんどん挑戦してほしいと思っています。
高山台教室での次回英検実施は1/20(土)を予定しています。みんなのチャレンジを待っています!
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